マイタケ

キノコ類には免疫系への作用が認められるものがいくつか存在しますが、マイタケはキノコ類の中でも有用なものであるということが近年の動物実験によってわかってきました。作用の中心となるのは「Dフラクション」と呼ばれる物質です。

抗腫瘍作用は免疫力が強化される結果として発揮されるものです。実際、実験に用いられたマウスの生体内では、ガン細胞を攻撃・排除するマクロファージ、NK細胞、キラーT細胞などの活性が高まったことも確認されています。

日本より先行して研究が進められているアメリカにおいては、動物だけではなく、人間のガン患者に対する投与研究においても作用が認められています。

アメリカでは、ガンの化学療法とDフラクションを併用することで、より大きな抗腫瘍作用が発揮されることも確認されていますし、中には抗ガン剤の副作用を抑える効果をもたらしたケースも見られました。